■2月16日(木) 利き手足の麻痺でよかった。
妻と私の共通の友人(看護士で、今はある老人施設の責任者として勤務している)が見舞いに来てくれた。彼女は「利き手足(右方)の麻痺でよかった」と言ったのでおおいに驚いた。初めて聞く励ましの言葉だ。
本人も私も、「反対側・左方麻痺のならば、利き手足が使えたのに」と思っていたし、家族友人知人の大部分もそのように思っているはずだ。
左片麻痺のほうが、リハビリの意欲が減少することが多いのだそうだ。医学的かどうかは知らないが、言われてみればそうかもしれない。右の利き手足が今までどおり使えるのならば、つらいリハビリを避けようとするかもしれない。
リハビリからのドロップアップの理由の大部分が、意欲低下による自己中止なのだから、「利き手方麻痺でよかった」ということにも頷ける。
「ものも考えようだ」とよく言うが、なるほどそういう風に考えると、右方麻痺でよかったのかもしれない、と思う。(妻は到底そう思わないだろうが…)
今は不自由だが、必ず回復する(させる)ぞと改めて決意する。
リハビリが楽しいものと思えれば効果も高まると指摘されている。楽しくやろう…
明日はいよいよリハビリテーション病院へ転医する。本格的なリハビリの開始だ !
■2月17日(金)
朝、リハビリテーション病院へ移った。今度は4人部屋だ。個室に越したことはないが経済的に無理だし、この病院へ移る段取りをつけてくれた妻の友人は、個室で一人ぽつんと居るよりも、4人部屋のほうが良いと勧めてくれた。
今までの個室と比べればかなり狭いが、ここがこれからしばらくの間の闘病生活の場になる。
さすがリハビリを中心にした病院、365日リハビリで頑張っている病院だ。入院1時間もたっていないのにさっそくリハビリが行われた。午前中に作業療法を約40分。午後に理学療法を約1時間、しかも具足をつけてだが歩行訓練も行われた。私も見学させてもらったが、体が不自由な彼女には大変な作業だろう。
それにしても実に多くの人がリハビリを受けている。どれだけの人が元の機能に回復するのだろうか…
いきなりのリハビリで、今日は妻も疲れたと思う。彼女の気持ちがさらに積極的になってくれるだろう。
今まで停滞していた時間が動き出したようだ…ゆっくりとでいい、ゆっくりと…
ひとり者の弁当
●2月16日(木) カキフライと高野豆腐詰め
《上》 カキフライ。大根葉とチリメン炒め。いかなごの釘煮(自家製)。カリカリ梅
《下》 高野豆腐の肉詰め(大根、人参、大根葉)。自家製漬物類。パイナップル。
※カキフライを久しぶりに作った。市販のカキフライは衣も厚く、カキによく火が通っているので、あまり好きにならない。
揚げ物は、脂の温度と、揚げ時が大切だ。カキが完全に火が入る前、やや生っぽさが残っているほうが好きだ。揚げる時の泡で判断する。
※高野豆腐の肉詰めは、①高野豆腐をぬるま湯で戻す(戻し過ぎない)。大根、人参を下茹でしておく。
②半分に切り、切り離した腹面に切り目を入れておく。
③鶏ひき肉(今回は、なかったので合いびき肉を使った)、卵黄、片栗粉少々をよく混ぜる。
④高野豆腐の切り目に片栗粉を塗り、③のひき肉を詰める。
⑤だし汁(今回は、鰹節で出汁をとった)に酒、ミリン、砂糖、醤油、塩で味をつけ煮る。
⑥下茹でした大根、人参、④の高野豆腐入れて煮る。火を止める前に大根葉を加える。
これも久しぶりに作った。
カキフライは女房へ差し入れした。女房はカキフライが好きだ。
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