ひとりでトイレに行くことにOKが出た。また一つ空間が広がった。
食べる⇒排出する、生活する基本の基本だ。それが自分の意思どおり自由にならなかったら気持ちも晴れないだろう。
元気だった頃と比べたら、まだまだ思う通りの動きができないだろうが、トイレに行くのにも看護士の手助けを"必要=強制"されることから解放されて、自分の意思で、誰にも遠慮なく行きたい時に行ける"自由"になれたことは、心の一つの重しは取れたと思う。
動ける空間とともに心の空間も少しは広がった…
3月13日(火) 裁縫
入浴時ひとりで体を洗う時、タオルを二本つなぎ合わせ輪にしたタオルを使うので、縫ってほしいと嫁に頼んでいた。私にできる?と聞くので、ちょっと無理だと応えたが、裁縫はあまりやったことがない。
生活していく上で、大抵のことは自分でできると思っているが、裁縫は苦手だ。ボタン付けや簡単な針仕事ぐらいはできるが、タオルをつなぎ合わせるような仕事、縫えるには縫えると思うが時間もかかり出来上がりも不細工になるだろう。
大昔、ミシンを買って、練習しょうと思ったことがあるが、今は押入れの隅に眠っている。
タオルをつなぎ合わせ輪にして、左手でどのように体を洗うのかは分からないが、いろいろな工夫があるものだと感心する。長年の経験から生み出されたものだろう…
結婚して今まで、裁縫に関することは、妻に頼り切っていたことを改めて自覚する。
14日(水) 食事
今日は確定申告に行った。毎年妻が申告していた。どちらかといえば、こういうことは私の方が専門なのだが、ここ数年は彼女がやっていた。久しぶりなので面食らったが…
夫婦の役割分担と言えばそうなのだが、こういう"雑事"も彼女に頼り切っていたことになる…
今晩の夕食何にしょうかなぁ、という私のつぶやきに、いいな好きなものが食べれて、と反応した。
確かにそうだと思う。与えられた物を食べるのは楽には違いないが、食事の「楽しみ」は少ないと思う。
食べたいものを自分で決めて買い物をして、作って食器に盛る、この一連の作業が食事の楽しみ、少なくとも私はそうだ。
彼女も、そろそろ病院の給食を食べるだけでは満足できなくなってきているのだろう、本人は自覚していないかもしれないが、心の無意識の意識が、"自己で決定する"を求め始めているのかもしれない。
心の回復だ。
15日(木) 装具
今日、本人専用の足首につける装具を購入した。主治医と療法士が、今の妻の状況にあった物を選んでくれた。これからの回復の程度に合わせて、今後も改造していくものらしい。
この装具を使ってどんどん歩くように、と医者は話していた。
リハビリを見学したが、両足のつま先立ちの練習をし、そののち、杖を使わず立ち上がる練習、歩行の練習だ。
右足に重心を置くことを意識させる練習のようだった。
健常者は歩くときいちいち意識などしないが、「歩く」という動作は、つま先、足関節、膝関節、股関節、腰などの骨やそれについている筋肉、神経などが連携して生まれる動作だ。
見ていると、リハビリは、その一つ一つを分解し訓練することだということが分かる。
今後は、本人専用の装具をつけての歩行訓練が始まる。医師や療法士は、家の中では装具なし、外では装具を使ての歩行を目指すと言っていた。
当面の目的はそれでいいと思う。
私は "とりあえず" だと思っている。目的はさらにその向こうにあるのだが、無理をせずゆっくり歩む…
ひとり者の弁当
3月12日(月) 牡蠣のジョン
《上》鶏皮とカボチャの煮物(昨日の残り物)。ほうれん草の昆布茶和え。チリメンジャコ。自家製梅干
《下》牡蠣のジョン。菜の花と桜えびと鰹節炒め。自家製漬物(白菜の浅漬け他)
※鶏皮は私の弁当には、たまに出てくる食材だ。脂分が多く高カロリーの食材だ。カロリーを気にする人は食べない方がいいだろう。
しかしたまには、そんなことを気にせず旨いものを食べるのもいいだろうと思っている。
鶏皮には、ビタミンk1、 ビタミン Aが含まれている。コラーゲンも含まれているらしいが、それが肌のコラーゲンになる保証はないらしい…そんなことどうでもいい…
皮を二回茹でこぼしして脂分をとる。その皮でカボチャを煮る。酒、みりん、砂糖、塩で味をつける。
3月13日(火) 鰆の塩麹とポテトサラダ(マヨ抜き)
《右》鰆の塩麹焼き。ピーマンの塩昆布和え。自家製漬物。トマト。
《左》白胡麻。ポテトサラダ(マヨネーズ抜き)。小松菜と竹輪の煮物。
※今までも何回かはこの弁当に出てきたが。今流行の塩麹を使った。塩麹は既製品を使った。
鰆を一日漬けて、そのまま極弱火で焼いた。美味だ。
※ピーマンを細切りにしてレンジで加熱し、塩昆布で和えた。
※ポテトサラダは、今回マヨネーズを使っていない。ジャガイモ2個をレンジで裏返しながら7分加熱し、皮を剥いてつぶした。胡瓜、玉葱、人参、リンゴを加えて、塩胡椒で味をつけた。
14日(水) キヌサヤと干しエビの卵とじ
皮、胡瓜、白菜の塩漬け他)。イチゴ。
《左》自家製ふりかけ。キヌサヤの卵とじ。胡瓜の芽カブ和え(芽カブは既製品)。
※干しエビ(淡路産というだけで海老の名は分からない)の出汁が出てくれば、酒、ミリン、塩で味をつける。へたと筋を取ったキヌサヤを加えて軽く煮る、溶き卵でとじる。
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